コバリド の 朝靄 の なか 露店 に 並ぶ きのこ と 芽キャベツ を 前 に 農家 と 握手。今日 の 夕食 に 最高 の 瞬間 を 皿 に 映す と 心に 誓い 帰り道 に ハーブ と パン を 追加。台所 に 立ち 包丁 が まな板 を 叩く 音 とともに さっきの 会話 が 蘇り テーブル セット の 手元 が 少し だけ 丁寧 に なる のを 感じます。
銅鍋 に 牛乳 を 注ぎ 皮 が 薄く 張る まで 静か に 見守る 祖母 の 背中。薪 の 爆ぜる 音 と バター の 泡 が 合図 を 送り 生地 は ふくらみ 香り は 部屋 を 満たす。そこへ 注がれる 山の白 は 乳脂 と 手を取り 複雑さ を 置いていく。食後 に 交わす 笑い声 が そのまま レシピ に 追記 され 次に 誰か が 台所 に 立つ とき そっと 開かれます。
一皿 に 一歩分 の 風景 を のせる つもり で 味付け を 整える。塩 は 海 から 胡椒 は 旅人 から ハーブ は 庭 から 借りる。皿 の 余白 は 峠 の 風 であり ソース の 線 は 渓谷 の 影。そこへ 注ぐ テラン の 鉄 の 気配 あるいは レブーラ の 細い 光 が 方角 を 指し 食べる 人 は 地図 を 閉じても 口中 で 道 を 見つけます。
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